伝治山歯科【公式HP】名古屋市緑区|歯科・小児歯科・矯正歯科
伝治山歯科【公式HP】名古屋市緑区|歯科・小児歯科・矯正歯科

PMTC

患者様のお口の健康のために、伝治山歯科医院が提案させていただく最高のコースをご紹介します。

PMTCパーフェクトコース   21,780(税込)/ 60

PMTC + トリートメント + 3DS + 歯肉マッサージ + フッ素(全顎)

 

PMTCって何?

PMTCとは、Professional Mechanical Tooth Cleaning(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)の略で、20年程前に虫歯、歯周病の予防管理を目的として北欧でシステム化された歯のクリーニング方法です。

どのようなものかというと、普通の歯ブラシや歯石取りでは簡単に落とすことのできないバイ菌の膜(バイオフィルム)を、歯科医師や歯科衛生士などの専門家(プロ)が、さまざまな器具とフッ化物入りペーストを用いて機械的にはがし取るプロのクリーニングです。PMTCは、歯や歯肉の清掃を専門の器具を使って丁寧に行いますから、虫歯・歯周病の予防効果が高いだけでなく、とても気持ちがいいものです。実際にPMTCをされるとよく分かりますが、お口の中の汚れ(歯垢=プラーク)がつきにくくなるのが実感できます。

 

細菌バイオフィルムとは?

歯の周囲には歯ブラシでは落とせない汚れがあります。虫歯・歯周病は口の中のバイ菌が原因で引き起こされる疾患ですが、近年歯の表面に付着した成熟したプラークは、「細菌バイオフィルム」であることがわかってきました。

 

細菌バイオフィルムとは「多種多様の細菌が複雑に絡み合ってきわめて安定した集落を作り、一種の共棲関係にあるような状態」をいいます。このフィルムは、細菌が分泌する多糖体に守られ、強力に付着するため、歯ブラシではなかなか取り除くことができません。また、他の異物の侵入を拒否する性質があるため、塗り薬やうがい薬などの効果も限定的です。

 

 

 

 

 

 

現在、PMTCはこのバイオフィルムをはがしとる手段として、

最も能率的かつ効果的な方法と考えられています。

最近の研究によれば、「虫歯や歯周病は、ある特定のバイ菌によっておこる」ということがわかってきました。つまり、「そのバイ菌たちを口の中でなるべく殖えないようにコントロールし、お口の中をバイ菌が住みにくい環境に変化させ、その状態を維持してやれば、歯や歯ぐきの病気(虫歯や歯周病)は未然に防ぐことができる」ということです。

そのようなお口の環境を作るには、PMTCが非常に効果的であるということも実証されてきました。皆さんもぜひ、定期的にPMTCを受けられることをお勧めします。

もちろん、ご家庭でのセルフケア(歯みがき)が何といっても基本であることは言うまでもありません。歯の健康を維持するためには、歯みがき(セルフケア)とPMTC(プロのケア)とがうまくバランスがとれていることが大切です。ご自分で磨けるところは、頑張って磨きましょう。歯みがきの方法などについては丁寧にご指導します。ご不明な点はお気軽にお尋ねください。

 

(参考)PMTCの効果

スウェーデンではPMTCを法律で義務化して国家的に導入しました。その6年後には以下のような実績が得られました。(Axelsson&Lindhe による研究/1981年)

・「ホームケアのみ」(自分で歯磨きする)と「ホームケア+

PMTC」両者の違いを6年間で比べてみました。

6年間で虫歯治療をした歯の部分(歯面)の数はこんな

に差が出ました。虫歯予防に効果絶大です。(単位:歯)

 

 

・6年間で歯ぐきの下がり具合にはこんなに差が出ました。

 PMTCを行った方はわずかながら歯ぐきが戻りました。

 (単位:mm)

 

 

エアフロー(歯肉縁上のパウダーメンテナンス)

「エアフロー(AirFlow)」という専用の機器を使って歯の表面の汚れや歯石、プラークを除去します。

エアフローは、水、エアー(空気)、パウダー(塩粒またはアミノ酸などから構成される微細なパウダー状の粒子)を一緒に強圧で噴射し、歯の表面を磨き上げることです。

通常のブラッシングやクリーニングでは落とせない着色汚れやバイオフィルムを効率的に除去します。

 

 

 

トリートメントケアって何?

歯の表面には、目に見えないほどの細かなキズがついています。それを修復し、つややかに輝く状態にすると、プラークがつきにくくなり、歯の健康を保ちやすくなります。歯の表面のエナメル質と同じ成分を補給して、歯をツルツルにするトリートメントケアは、予防に取り組むあなたの口もとに、健康と美しさをプラスします。

 

 

歯の表面がツルツルになると…

  •      プラークがつきにくくなり、虫歯や歯周病の予防につながります。
  •      お茶やコーヒー、ワイン等によるステインがつきにくくなります。
  •      プラークやステインをブラッシングで取り除きやすくなります。  

 

3DSって何?

3DSとは、Dental Drug Delivery System(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)の略称で、虫歯菌(ミュータンス菌)を除去するために、薬の働きを最大限に発揮するように工夫された投与方法のことです。専門的な技術と器具を用いた歯面清掃処置(PMTC)を行ってバイオフィルムを除去した後、歯並びに合ったマウスピースを用いて、抗菌剤を一定時間歯面に作用させることで虫歯や歯周病の予防を行います。お口の中がさっぱりし、口臭も防げるというメリットもあります。3DSを行うことにより、通常のブラッシングを続けているだけで虫歯菌の少ない状態が長時間維持されています。一般的にこの効果は4~6ヶ月持続されると言われています。

どんな人に向いているの?

  •     これまでに虫歯に苦しめられてきた方
  •     歯に詰め物やかぶせ物が多い方
  •     唾液分泌が減少している方       
  •     矯正治療予定の方
  •     歯周病の予防

 

       <3DSに用いるマウスピース>       < 装着時(3DS施行中)>

歯肉マッサージ

.・血行促進 歯肉マッサージは、歯肉の血行を促進する効果があります。血行がよくなることで、歯肉の健康を維持するための栄養や酸素が適切に供給されます。

.筋肉の緊張緩和 歯肉マッサージは、口腔周辺の筋肉の緊張を緩和する効果があります。筋肉の緊張が和らぐことで、歯肉の腫れや炎症を軽減することができます。

 

フッ素(全顎)

歯のエナメル質を強化する為にフッ素塗布で仕上げます。

 

定期的なメンテナンス後にPMTCを施術し多くの患者さまに喜んでいただいております。

 

PMTC Q&A

 

Q. どのくらいの間隔で行うべきですか?

A. 人によって歯や歯茎の強さ、細菌の状態、唾液の量、着色の程度、生活習慣などが違うので様々ですが、一般的には3~4ヶ月に1度の割合で行います。

 

Q. PMTCはどのように行うのですか?また、痛くないですか?

A. 柔らかいゴムでできたカップなどに専用のジェルをつけて歯に当て、回転させて汚れを取り除きます。歯茎を傷つけないように丁寧に行いますから、痛みを伴うことはほとんどありません。

 

Q. PMTCは子供にも必要ですか?

A. いくつでも早すぎるとか遅すぎるとかいったことはありません。いつから始めても一定の予防効果が期待できます。大切なのは、定期的に行うことです。

 

Q. PMTCで歯を白くすることはできますか?

A. PMTCを行い歯の表面の汚れを落とすことで、元々の歯の色にみせることは可能ですが、歯の内部の色を変えることは出来ません。また、治療済みの歯の詰め物やかぶせ物、虫歯などは白くすることは出来ません(状態によっては、ホワイトニングや治療をお勧めすることがあります)。